1月29日(日)に、郡山市ビッグアイにて本会23年度冬季学術講習会が開催されました。
その模様を報告いたします。
講演1『未来の鍼灸師たちへの提言
震災時の地域鍼灸ケアシステムを考える
―より良い地域医療に貢献するために-』
講 師 本会青年委員会副委員長
はりきゅう今泉 院長 今泉洋平

昨年3月に発生し未曾有の大災害となった東日本大震災と、それによって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所の事故による被災者に対して、本会ではボランティア治療を3月~6月まで行いました。
今後、このような大災害が起こらぬことを祈りつつ、これまでのボランティア活動を振り返り、再びこのような大災害が起きてしまった際、いかに円滑にボランティア活動が出来るか、未来の若い鍼灸師へ向けた提言をまとめました。
講演2『プライマリ・ケアとしての鍼灸医療と介護予防』
講 師 本会副会長
一寸法師ハリ治療院 院長 中沢良平

郡山市で鍼灸院を開設している傍ら、転倒予防などに介護予防教室
を積極的に開催している本会副会長、中沢先生の講演でした。
鍼灸師は腰痛や膝痛といった痛みを主に取り扱う国家資格を持った医療者ですが、これらの疾患の治療や再発予防は、現在の視点で見ると従来から介護予防運動としてすでに広く行われていたと力強く語っていました。
講演3『プライマリ・ケアとしての老年医療』
講 師 福島県立医科大学医学部
地域・家庭医療学講座 助教 石井 敦先生

県立福島医科大学 地域・家庭医療学講座でご活躍されている石井敦先生は、家庭医としての視点で老年医療分野をお話し下さいました。
高齢者に対して鍼灸院にて施術をする場合、気をつけることや、今まであった問題点などをグループディスカッションという手法で洗い出し、さまざまな解決法や対処法を聴講者全員で話し合いました。

お話しの最後に、『老年医療における鍼灸師の役割』というテーマで家庭医から期待する鍼灸についてお話しいただきました。
講習会後、講師の石井先生を囲み、ビッグアイ5階のイタリアンレストラン・ピアチェーレにて、新年の集いを開催しました。
(報告者:学術部・三瓶)